あるエリアの地下が上昇したり、その街にある現状のキャパが足りなくなった場合、陳腐化してきた場合は建物の単位や、その周辺の建築物と合体して新しくする。よくある再開発。

しかし、田舎からすると都会はすぐに新しい建物になって、もったいない。だとか、それを活用して、うまく使い切ればいいのにと思う。

エリア単位で、街を計画して、ある程度のメンテナンス時期がやってきたら、退避エリアに移動して、そして新しく建て替えるか、一部を新しく取り替えて無駄をなくすことはできないか。

“街”の移動に際する課題

解体したものを移築する困難さがまずはある。殆どが利用できて、移築可能でも一度組み立てたものを分解して移築できるようにとはなっていない建物があるため、そういった場合には移築する際は利用できそうな資材はうまく解体して持っていかなければいけない。

建物単位では明治村などが移築を行っている。移築可能であったためにいくつかの歴史的建築物が残されているが、費用は新規構築費用を出して新しくしたほうが安く済むのだろう。また、新しくしたい・新しい基準に対応したいということで、移築を考えず解体・破壊して過去の価値のある建物を捨てて、新しく建てる。

街の移動はまずは建物単位で動かすにしても気を使って移築しなければいけなくて様々な問題が発生する。都心・狭い場所であればあるほどなおさら課題が大きくなる。

ブロックの統合

区画整備で道路や区切りを大きく統合する再開発は多い。そのため、解体して新しく建物を建てるためには前述の通りぱっと解体して持っていくことが最もコストが抑えられて、早く解決できる方法。

ブロックを統合する際に他の場所に持っていけそうな建物だけを選択して、一部を移築することで解決は可能。

移築先

移築先というものも大きな問題の一つ、大きく土地が取れる場所、区画が整備されている場所というものは少ない。

何故かと言うと、

  • すでに人が暮らしている場所が生活・建設的な利用価値が高い
  • 人が少ないと建物を建てても利用されない
  • 僻地に立てる場合は保守費用・そこまでのルートを考えなければいけない

人権・所有権

ここは保護地域となって区画整備するので、歴史的・美的に価値のある建築物・エリアの箇所を整備することになりました。価値のない建築物を所有していて、生活している人は立ち退いてください。という無茶苦茶なことはできない。それをみんな了承して、ブロック単位・街単位で計画して美しくテーマパークや箱庭みたいに街づくりできるといいよね。ってことであれば大きな問題にもならないし、美しい国になるだろうが、普通は住んでいる人やもともと権利を持っている人一人一人に許可を得ないといけない。

道路建築などは強行といかないにしても、物流のためにということで、話は進みやすいが、このエリアを遷街という発想はテーマパーク的発想なので、まとまって土地を放棄したり、賛同する人がいなければなかなか実現できない。

テーマに沿った建築物・エリアの開発

新しいエリアの開発などは壊して、建てている。これはこれで良い。古いものは様々な場所から持ってきて集めて、かためられるのならばかためると非常に面白い場所になる。新しいもの好きの日本では古いものを捨てるほうが勝り、新しく作り直すというほうに力を注ぐという選択をしてしまうことが多い。

観光的価値

当たり前に、テーマに沿って建てられている。あるいはそのエリアが統一されていると、観光的価値が高まる。しかし、観光的価値と歴史的価値と、最も重要視したい利便性とはなかなか両立し難いものであることも問題。

すべての所有者がお店をやっていたり、そのテーマに沿った職業を行っているかというとそうではない。